今回はH様邸で
浄化槽設置工事をしましたので、
その施工事例をご紹介します。
H様は当初、家の水道が漏水していると
いうところから修理に伺いました。
一通り漏水箇所を特定し修理も
終えたところでH様と雑談をしていたところ、
トイレが汲み取り式で水洗トイレにしたいけど
結構かかるんでしょという話になりました。
水洗トイレにするためには、
浄化槽工事が必要ですが、
浄化槽補助金が佐伯市にはあるので、
それを使えばかなりお得な金額で
水洗トイレにすることができますよと
いう提案をしたところ、それならやってみよう
ということになりました。
以下
まず補助金を使った工事なので
施工前の写真を撮ります。
その後掘削です。
底面はタンパをかけて
転圧します。
転圧後は配筋です。
配筋というのは鉄筋を敷くこと。
配筋ができたら、
市役所の検査です。
佐伯市の検査 |
ここでなぜ市役所が検査に
来るのかというと、
補助金を出すからというのも
あるのですが、
浄化槽にとってのキモは、
底盤コンクリートにあるからです。
浄化槽の基礎に当たる部分ですね。
ここがしっかりしていないと
できあがった当初は良くても、
年数がたつと
土壌の質の変化や地震などで
浄化槽が沈んだり
(やってないとよくある)、
浮き上がったり
(これは滅多にないが)、
壊れたりするのです。
浄化槽への水の流れと
浄化槽から出る水の流れは
重力による
自然の力だけなので、
勾配(こうばい)(傾き)が変わると
当然流れなくなります。
流れているものがアレなので
流れなくなるとどんなことになるかは、
皆さんご存じですよね。
長く使うもだし、
安いものでもないし、
途中で使えなくなることになれば、
もう何ともやりきれない思いに
なります。
そういうことはなんとしても
避けなければいけない。
そういう理由でここを検査する
わけなのです。
それから余談ですが、
モグリの業者が省くのは、
まさにここです。
土を掘って浄化槽を埋めるだけ。
埋めてしまえば底盤コンクリートが
あるかどうかはわからない。
埋めてしまえば
もう確かめようがありません。
(確かめられるけど、また掘り返す人はまずいない)
YouTubeでもいいましたが、
補助金を使って施工した方が
良い理由はここにあります。
補助金がなければ、
検査も写真も必要ありませんから。
というわけで配筋検査、
底盤コンクリートも終わり、
水張り |
コメント
コメントを投稿