NO.35 地方に移住するならここを押さえろ


新型肺炎の影響だけではないと
思いますが、
これから地方に移住する人が
増えるんじゃないかなと思ったので、

設備工事の観点から
押さえるべきところを
お伝えしたいと思います。

今回これから地方に移住を考えている方々に
設備工事の観点からお伝えしたいのは、

お家選びは
浄化槽がある家を選べ、です。

なぜかというと、
ここを見落とすお客さんが
割と多いからです。

都会から移住してくる方は
田舎の家を見る時どこを見るかというと

間取りとか立地を見ます。
古民家を好む方もいらっしゃいます。

あとは家賃がどれくらいかでしょうか。

田舎の不便さをどこまで
許容するかというのも
あるかもしれません。

しかし、私が強調したいのは、
トイレは水洗がいいよ 
ということです。

水洗トイレであるかどうかを
ちゃんとチェックしておいてください。

もしも水洗トイレでない場合は、
浄化槽が必要です。

田舎の家では
今でもよくあるのが

広くて割ときれいで
間取り的にもいいのだけれど、

汲み取り便槽
(いわゆるボットン便所)のところ

いや、それがいいって
いう人はいいのです。
これが田舎の醍醐味だという人は
それでいいのです。

でも、冬の寒い日にかがんだり、
座れても冷たい便座と
いうのはなんだかなあと

私は想像してしまって、
もっと快適さを求めてもいいのではと

思ってしまうのです。

なので
浄化槽があって
水洗トイレになっていると
いうのは 
押さえるべきポイント1です。

もう一つ抑えるべき点は
浄化槽は付いているけれども

それが 
単独浄化槽か
合併浄化槽かの違いです。

田舎のお家で空き家になっているところは
浄化槽は単独浄化槽のところが多いです。

そういう難しいことはわからないよ、と
言われるかもしれませんね。

ご説明します。

単独浄化槽は
トイレの水だけを処理する浄化槽です。

そして、
合併浄化槽は
トイレだけでなく台所もお風呂も
洗面所も洗濯機の排水も、
お家から出る排水すべてを
処理する浄化槽です。

お家の外に出てみて、
台所の水がどうも外の側溝に
流されているようだったら、
浄化槽があってもそれは単独浄化槽です。

この場合は、
合併浄化槽に変えることを
お勧めします。

つまり、今ある浄化槽をやめて
新しい浄化槽を設置して、
お家のすべての排水を
この合併浄化槽につなぐ工事が
必要になってきます。

なぜ、変えることを勧めるかというと、
実は単独浄化槽は表向きは
浄化槽なのですが、
本来の浄化槽ではないからです。

本来の浄化槽?

そうです。本来の浄化槽の目的を
果たしていないのです。

浄化槽の目的は、
生活排水を環境基準に沿った水質に
浄化するものです。

単独浄化槽はトイレの排水は
浄化するのですが、
その他の生活排水、台所、風呂、
洗面、洗濯機などの水は

そのまま垂れ流しです。


実はトイレの排水よりも
その他の生活排水の方が
環境に対する負荷が高いのです。

そこで国は浄化槽を設置するならば
必ず合併浄化槽にすること
という法律を作りました。

しかし単独浄化槽はこの法律ができる前に
設置されたものであるので、
みなし浄化槽としました。

一応認めるけれど、
なるべく合併浄化槽に変えてね、
という意向なのです。

まとめると
単独浄化槽の場合、
合併浄化槽に変えることをお勧めする
理由は、そのままだと
環境負荷が高いということと
法律で決まっているから、です。

まあ実際住んでいても
台所の排水がそのまま
川や海に垂れ流しって
いうのは気持ちがいいものでは
ないと思うのです。

というわけで
単独から合併に変更することを
考えた場合、
浄化槽のスペースや庭の広さも
確保できるかというのもお家を選ぶ
チェックポイントになると思います。

でも、もしそうなったら、
お金が結構かかるでしょ?

と思われるかもしれません。

環境をよくするというのは
公共の福祉につながることなので、
そのために浄化槽の
 補助金が自治体ごとにあります。
環境についての補助金なので
補助率は高いです。

金額は自治体で違いますので、
そういったこともネット等で
調べてみてください。

まあ最初から合併浄化槽が
設置してあるならベストです。

というわけで

お家選びは
浄化槽がある家を選べ

というお話をしました。
もしも
大分県佐伯市に移住するなら、
弊社はご相談にのります。
もちろん無料です。

設備的に詳しく知りたい。

浄化槽補助金について
詳しく知りたいなど
ございましたら、
お電話ください。



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