NO.33 令和2年度 浄化槽補助金の解説

今回は大分県佐伯市限定で
令和2年度 浄化槽補助金が
どのように変わったかを
お伝えします。

動画でもお伝えしましたが、
速報だったので
もう少し詳しくお話しします。

まず令和2年度が始まる前
補助金は下記の通りでした。

補助対象
新築のお家と既築のお家

既築のお家は2種類
汲み取り便槽の方と
単独浄化槽の方

補助金額は
5人槽:532,000円
7人槽:614,000円
10人槽:748,000円

そして令和2年度から

補助対象
既築のお家のみ

既築のお家
汲み取り便槽から
合併浄化槽へ
変更する場合は、
今までと同じ

5人槽:532,000円
7人槽:614,000円
10人槽:748,000円

でした。しかし
単独浄化槽から合併浄化槽へ
変更する場合は、それぞれ

配管工事費として
300,000円上乗せされて

5人槽:532,000+300,000=732,000円
7人槽:614,000+300,000=814,000円
10人槽:748,000+300,000=1,048,000円
となりました。

なので大チャンスということで
動画ではお伝えしました。

ここから先は知らなくてもいいし、
私の意見ですので
読まなくてもかまいません。

ただ知っておいてほしいというのは
ちょっとだけあります。

上記の金額は内訳がありまして、
以前の補助金では、

5人槽:532,000円=佐伯市(332,000)+大分県(200,000)
7人槽:614,000円=佐伯市(414,000)+大分県(200,000)
10人槽:748,000円=佐伯市(548,000)+大分県(200,000)

というふうに、
補助金は、佐伯市と大分県で分担していたのです。

そして今回、
新築工事が対象から外れ、
単独浄化槽から合併浄化槽に
変える場合に限り
配管工事費として、300,000円が上乗せされました。

これは国の判断らしいのですが、
汲み取り便槽から
合併浄化槽に変える場合
配管工事費の補助金は出ないのです。

いやいやわかっているのです。
どちらも補助金は出るのだから
いいじゃないかと。

ただ、なぜここに区別をつけるのだろうという
疑問が私にはあります。

汲み取り便槽から
合併浄化槽に変える場合も
単独浄化槽から
合併浄化槽に変える場合も

やることは同じなのです。

でも汲み取り便槽から
変える場合は配管工事費が
補助されないのです。

浄化槽につながる配管

汲み取り便槽からの転換には補助されない



パンフレットには
Q&Aがありました。

そのまま書くと堅苦しいので
要約すると、

単独浄化槽はし尿のみを浄化し、
生活排水はそのまま流すので
環境に対する負荷が大きいから
早く合併浄化槽に変えてほしい
という国の強い要望がある。

汲み取り便槽からの転換で
配管工事費補助を行うと
家の資産価値が上がることに
つながるので、補助は行わない
ということだそうです。

さらに汲み取り便槽は、
し尿が外に漏れないので
転換に重きが置かれていないから
補助しない。
ということのようです。

うーんとうなってしまいました。
汲み取り便槽は
し尿が外に出ないとはいえ、

生活排水は垂れ流しというのは、
単独浄化槽と同じ条件です。

そして、汲み取り便槽も単独浄化槽も

合併浄化槽をつければ、
同様に資産価値は上がると思うのです。

なんというか
なぜここに区別をつけるのか。

誰かここに文句を言う人がいるのか。

頭のいい人が考えるとこうなるのか。

なんというか
優しくない感じを受けました。

なんというか、
今の世相を表しているような

不要不急の外出自粛といいながら
旅行券を配るとか

生活不安が高まって現金がなくて
困っているときに

和牛券、お魚券を配るとか

頭のいい人が考えるとこうなるのか。

愚痴ってしまいました。
すみません。

まあ補助金が出るだけありがたいと
思いましょう。

浄化槽を考えている方は
お電話ください。

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