今回は施工事例です。
浄化槽の水の流れは、
一般的に重力によるものです。
水は低きに流れるというあれです。
ただ、最終的に流す場所が
浄化槽よりも高い場所であったり、
勾配がとれない場所の時は
ポンプで強制的に流れを
作らなければなりません。
今回はそのポンプの話です。
発端はポンプではありませんでした。
ある建物のメインブレーカーが落ちて
上げようとしても上がらないので
見てほしいというものでした。
実際に見たところ、
漏電ブレーカが落ちていました。
漏電ブレーカが落ちた場合は
やることは決まっています。
この動画を見てください。
子ブレーカを切って
再度漏電ブレーカを入れる、です。
そしてこのとき、
子ブレーカは一つしかなく、
それが浄化槽放流ポンプでした。
放流ポンプが機器内部で
漏電しているので
ブレーカが落ちたのです。
取替となりました。
ただここの場所は
特殊な事情がありました。
海水が逆流してくる
ところだったのです。
浄化槽の放流水は通常、
川や側溝なのですが
海につながる別の放流マスに
流すようにしてありました。
何が問題かというと、
海に放流マスがつながっているので
満潮時、海水が逆流してくるのです。
通常は問題がなかったのですが
台風や大潮の時は浄化槽が
機能しなくなりました。
そこで放流ポンプを設置して
仮に逆流しても別ルートで
側溝に流すようにしてありました。
そのときのポンプは一般的な
放流ポンプだったので
今回は海水対応の放流ポンプに
変更しました。
そして
逆流防止のもう一つの策として
浄化槽の放流側に逆止弁を
取り付けました。
これをつければ海水が
入ってくることはありません。
取り替える作業の模様はこれです。
既設配管を外したところ |
既設ポンプの引き揚げ |
かなり汚れています |
新設の放流ポンプ 海水対応タイプです |
完成です |
というわけで今回は放流ポンプの取替事例を
お伝えしました。
浄化槽の調子が悪い。
匂いがきつい気がするなど
浄化槽でお困りの方は
お電話ください。
電話:0972-42-0336
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