NO.17 ケーブルが届かないときは・・


分電盤を移設したりするときに
ケーブルが届かないことがあります。

こういうときは点検できるボックスなどを
用意して延長ケーブルをジョイント(接続)します。

ジョイントの方法はいくつかあるのですが、
代表的なものは圧着端子でケーブルを圧着し、

ビニルテープで巻きます。
ただし、湿気のある場所は絶縁抵抗が小さくなって

漏電の危険性が出てきます。
その場合は接続部分を直線接続材と呼ばれるもので
つなぎます。

今日はその直線接続材をご紹介します。
 こういうものを使います。

直線接続材
スコッチ3M

3M(業界的にはスリーエム)といいます。




手元が見えにくいですが圧着接続しています














それではつなぎ方を説明していきましょう
はじめは芯線をずらして

圧着接続します。

その後いくつかの手順を経て
(取扱説明書のようになるので
 割愛します)


プラスチックのカバーを接続部分に
被せます。






カバーの上に上戸を二つ取り付けます。



このカバーの中に
硬化剤を流し込みます。

硬化剤は2種類の溶剤を混ぜて作るので
その化学反応でこのときちょっと熱が出ます。

流し込んだら、
しばらく待ちます。
(待つ時間は取説に書いてあります)

固まったところで、
上戸を切り取ってテーピングしたら

できあがりです。

 つまり接続部分を完全密閉して
水が入らないようにするものなのです。

ということで今回は完全に
業界ネタでした。

個人の住宅に修理にいったときに
電線が届かないからと

電線をねじってテーピングしているところを
時々見かけます。

これは火災の原因になります。

電線の接続は電気工事士の資格がないと
やってはいけないし、危険です。

ケーブルの長さを延長したいけれど
届かないでお困りの方はご相談ください。

0972-42-0336
武生(たけお)まで。
(株)武生テック
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