NO.36 リフォーム・リニューアルは設計施工できる設備業者がおすすめ


リフォーム・リニューアル工事は
どこに頼みますか。

一般的には工務店か
設計事務所だと思います。

しかし、設備工事会社に頼む
という手もあります。

設備会社とは
電気工事や水道工事を
専門とする会社です。

ただし設備会社であれば
どこでもいいかというと
そうではなく、

設計施工できる設備会社でなければ
なりません。

設計施工できない会社は
そもそも引き受けないのが一般的です。

なぜ設計施工できる設備業者が
いいのかというと

設備の要望が工事に
反映されやすいからです。

設計施工できる業者とは

自社で電気の図面を描き、
自社で施工する業者のことですし、

自社で水道の図面を描き、
自社で施工する業者のことです。

例えばこんなことがありました。
弊社の事例ではないですが、

リニューアル(事務所を改装)したけれど、
電気の容量が足りなくて困ったとか、

コンセントがもう少し
多かったら良かったのにとか、

スイッチの場所が部屋の外の方が
良かったのに内側にあるとか、

庭のカーポートの近くに
水道を引いておきたかったなどです。

図面通りに施工したのですが、
そのままでは満足いただけなかった
ケースです。

このときの図面は設計事務所が描き
工務店経由で設備業者が
受けて施工した流れでした。

こういう流れの場合、

設備業者はお客様(施主)の
要望を聞く機会がなく、

工務店から間接的に要望を聞き、
図面と照らし合わせるので、

漏れがでてしまいます。

新築もリフォームもリニューアルも
ある意味伝言ゲームで成り立っています。

なので設計事務所だけ、工務店だけに
要望を伝えると設備の面で

漏れがでる可能性がでてしまうのです。

設計施工できる業者とは、
自社で設計するので、

打合せでお客様の要望を聞く段階から
一緒にいます。

なのでお客様の要望が
漏れる可能性は低くなります。

そして仮にもし、漏れがあったとしても
実際に打合せに出席していますし、

設計する責任も負っているので
漏れた場合は自社でやり直します。

一般的な施工業者であれば、
図面は描かず、与えられた図面を見て
施工するので、

ある意味設計図の通りに
施工すれば責任は果たしたと言えます。

図面にないことを要望される場合は、
追加工事となります。
(追加負担が発生します)

しかし設計施工の場合は、
要望したのに図面に反映されず、

施工されなかった場合は、
業者の責任で手直し工事となります。
(施主の負担はありません)

こうしたことが起きるのは、
設備図を描く人と施工する人が
同じ場所にいないということが原因です。

設備図を描くのは通常、
設備設計事務所です。

設備図を専門に描く会社です。

そして施工業者はご存じのように
○○電気や○○設備といった
施工業者です。

あまり交流はありません。
本来ならば、現場でコミュニケーションを
とりながら進めるべきですが、

コストの問題等があり、
設計事務所の人も
現場に来る回数は限られます。

理想は設計図も描けて
施工もできる業者だと思います。

ただそういう人はなかなかいません。
今まではこの仕事を一部ですが、

施工管理技士の人が行っていました。
(いわゆる現場代理人です)

しかし一部なので
一から設備図を描ける人は少ないのが現状です。

ボイラー系統図
なぜ少ないかというと、
2つ理由があります。

一つは設備設計士という
資格が存在しないから。

二つ目は学ぶための機会や
教材がないから。
あっても断片的だから。

一つ目の設備設計士という
資格が存在しない。

驚かれるかもしれませんが、
ありません。

建築設計士はありますが、
設備設計士はありません。

電気工事士の資格を持っている人は
設計できるんじゃないの?と
思うかもしれませんが、

設計できる人は少数です。
電気工事士はその名の通り、
工事をするための資格です。

二つ目の学ぶための機会や
教材がない、というのは

結局のところ、
教材というのは資格のために

作られることが多いからだと
私は思います。

設備設計に特化した本というのは
私は見たことがありません。

これは言い過ぎでした。
あるにはありますが
難解なものが多いです。

専門学校でも教えているところは
あっても少ないと思います。

それでは一体設計できる人はどこで
そのようなスキルを得たのか。

それは経験からです。

大手ゼネコンの設備部門、
大手設備工事会社は

設計部門を持っています。

そこで仕事をしたことがある人が
設備設計の仕事を経験します。

あるいは、設備設計事務所で
仕事をする人は設備設計の経験をします。

おそらくこの2択だと思います。

そしてそこをやめて
施工も経験した人だけが

設計施工できる人となります。

設計も施工もできる人は
お客さんの要望を汲み取る
ことができます。

これから作る事務所に
理想がある場合はなおさら、

それらを聞いて理解します。

なので、
リフォーム・リニューアルを
考えられている方は、

設計のできる設備業者にも
相談されることをお勧めします。

最終的には、建築設計事務所、
工務店、設備業者が協力して作る

という流れになりますが、

入り口を
設計施工のできる
設備業者にするという

選択肢もあるのだということを
知っておいてください。

というわけで、
リフォーム・リニューアルを
考えている大分県佐伯市の方は

設計施工のできる弊社へ
お電話ください。

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