NO.42 浄化槽って何



 浄化槽工事をしています、というと

浄化槽って何ですか?

と聞かれることがあります。


日本全体でいうとおそらく、

下水道を利用している人のほうが


多いのでご存じない方も

いらっしゃるかもしれません。


そこで今回浄化槽について

簡単にどういうものかお伝えしたいと


思います。

一言でいうと、浄化槽とは、


下水処理場の働きを

ぎゅっと小さくコンパクトにまとめた


4m3くらいの水槽のことです。

お家なり、建物を建てる場合、


そこに人が滞在するとトイレが

必要になってきます。


あるいは水道を引いた場合は

必ず排水した水をどこに流すかが


問題になってきます。

都会で多くの場合は下水道が完備しており


そこにつなげば排水した水は下水道を通じて

下水処理場に運ばれます。


しかし地方などの下水処理場がない場所では

排水した水を個別に処理してきれいにして


自然に戻すということを

しなければなりません。


そこで必要になってくるのが浄化槽です。

浄化槽の働きは、一般的に下水処理場の働きと


同じです。


これは大きな水槽

(たて2m1xよこ1mx深さ2mぐらい)を


住宅ごとに設置して、そこに住宅すべての

排水を流してその中で処理します。


(詳しく話すとややこしくなるので

一般的な話としてお伝えします)



近年環境問題が取りざたされておりますが、

浄化槽はまさに環境問題を


解決する手段の一つです。

しかしながら、問題もあります。


それは単独浄化槽汲み取り便槽の問題です。


浄化槽も今進められている合併浄化槽に

最初からなっていたわけではなく、


はじめはみんな汲み取り便槽でした。


いわゆるぼっとんトイレというやつです。

それが単独浄化槽になり、


今の合併浄化槽になりました。

現代は、汲み取り便槽、単独浄化槽、


合併浄化槽の3種類の水槽が

使われています。


汲み取り便槽は、ぼっとんといわれるように

トイレの汚泥をためて、いっぱいになったら


バキュームカーで引き抜いて処理場に

持っていきますが


洗濯などの生活排水は

そのまま自然に流されています。


単独浄化槽は、トイレの水だけを浄化して

生活排水はそのまま流されています。


昔は合併浄化槽というものがなかったので

しょうがないといえばしょうがないのです。


しかし、この生活排水がことのほか

自然環境を破壊するほど

汚染されているということで問題となり、


すべての排水を浄化する

合併浄化槽に換えることが

国の命題になりました。


ただ、汲み取り便槽も単独浄化槽も歴史的な

必然性(新築した当時は合併浄化槽が


なかったし、補助金もなかったことから)が

あったので、今は補助金を出すから


合併浄化槽に換えてほしいということに

なっています。


なので汲み取り便槽や単独浄化槽の方は

環境問題の観点からも


合併浄化槽にすることをお勧めします。

補助金も手厚くなっています。


お問い合わせはお電話で。

(株)武生テック

電話 0972-42-0336

大分県佐伯市限定です。







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